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追撃のツープラトン

「ツープラトン」とは相手によって打線を変え、勝ち試合には守備固めをすることを野球では指すが、戦力の厚いチームが使う戦術のイメージがある。

しかし層の薄いチームでも、使いようによっては勝利を呼ぶ戦術となる。

ただこれを使いこなすには、指揮官の繊細さが必要だ。



ここのところスワローズの勢いがすごい。

オールスター明け9勝2敗。

最多で19あった借金を5まで減らし、3位ドラゴンズに5.5差に詰め寄り、CS争いに食い込もうとしている。

そのチームの勢いを作っているのが、安定してきた若手投手はもちろんだが、それを援護する攻撃陣。

小川代行監督の、攻撃優先のオーダーが当たっている。



シーズン序盤、スワローズが苦しんだのが得点力不足である。

「守りの野球」を標榜する高田監督。

その野球をするために、チーム作りをしてきた。

一年目は守りと足、それだけでは足りないということで、二年目にはデントナを獲得し、打線の核に据えチーム初のCS出場を果たした。

デントナ以外は守備が水準以上の野手陣。

中軸が働けば、バランスの良いチームとなるはずだった。



しかし今季はその中軸のデントナ、ガイエルが止まってしまった。

打線の中心が機能しなくなれば、他の打者にも影響が出る。

結果的に修正がきかないまま、監督辞任という結末を迎えた。



それを引き継いだ小川代行監督の特徴はまず青木を1番に固定したことだ。

高田監督も小川代行も「1番青木」が理想ということは一致していた。

スワローズに青木以上の1番はいない。

しかし青木以上の3番もいない。

高田監督は3番青木を優先し、1番福地を選択した。

ただ1、2番タイプが多く見えるスワローズだが、高田監督のお眼鏡にかなう1番は青木を除けば福地しかいなかった。

その福地が故障、不調となって、中軸のデントナ、ガイエルの不振も重なって、打線は機能不全に陥った。



小川代行は1番青木を優先した。

最初に3番起用されたのがガイエル。

しかし機能したとはいえない状態だった。

ただホワイトセルが入団し、4番が固定できるようになると、小川代行の手腕が発揮されるようになる。

まず飯原が3番に固定されるようになった。

青木に次ぐ3番候補を起用したわけだ。

しばらく飯原が続くが、もともとは控えの選手、好不調の波はある。

ここからやりくりが始まるのだが、小川代行に「野村野球」の影が見え始める。

レフト畠山・・・シーズン前誰も考えなかった起用だった。



90年代強豪チームになりあがったスワローズ。

そのチームを作ったのは、野村ID野球。

データを駆使し、相手の嫌がる野球をやるというのが本筋だが、守りに関しては冒険の多い監督だった。

野村監督就任一年目の開幕戦、サードは広沢だった。

杉浦を4番ファーストで使うためのものだったが、当然広沢にサードの経験などない。

ふんだんに補強費を使えないスワローズのようなチームに、「打てて守れる選手」が8人揃うことなど不可能。

野村監督がいう「貧乏野球」の断片がこの辺に表れている。

その後もシーズン中突然セカンドに入り定着した飯田、古田の存在により正捕手を追われた秦が打撃を買われ外野手に転向。野村野球の中核を担った土橋も内野手でありながら、一軍定着をつかんだのは、強肩を買われ外野の守備固めからだった。

「適材適所」という言葉をよく使った野村監督だが、「その選手の能力以上のことは期待しない。ミスをすれば使った監督が悪い」ともよく言っていた。



そういう起用が小川代行の頭の中にあったかどうかはわからない。

しかしレフト畠山にその影響を感じる。

畠山の本来のポジションはサードとファースト。

ファーストには4番ホワイトセルがおり、サードにはチームリーダーの宮本がいる。

しかし攻撃力を考えれば、4番を務めた経験もある畠山の力は欲しい。

その答えがレフトでの起用ということなのだろう。



小川代行は1-4-7を固定するタイプのようで、宮本、相川の休養がないときは、青木、ホワイトセル、宮本で決まっている。

1-4-7、麻雀の筋のようだが、打線の切れ目を作らない為にも重要視される打順でもある。

他はこれも野村監督がよく口にした「決めるところを決めればあとは枝葉」ということか。

センターラインから外れているレフトに畠山を起用し、打撃に専念させる。

守備での貢献は問わない、ただ打てというシンプルな起用に畠山は応えている。

この6連勝中、21打数7安打2本9打点、十分なクリーンアップの働きだ。



勝っていれば守備固めが早めに始まる。

前半は攻め、後半は守り。

小川代行になってから野手の交代が目立つようになった。

「点を取らなきゃ勝てませんから」

高田監督が作った守りの野球を引き継ぎながら、野村野球の影響を受け、ファームの監督を長く務めた経験を生かす。

序盤の不調が嘘のように勝ち始めたスワローズの上昇は選手たちの成長、不振からの脱出だけでなく、小川代行の手腕が大きい。


※この記事は2010年8月に書かれたものです。

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