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~想い出の選手たち~#21松岡健一

「ハンサム」
今の日本では、もはや死語になっているような言葉だ。
ただ松岡を称する時、“イケメン”は当てはまるように思えない。
端正な顔立ちだが、口下手。
実直に仕事をする姿。
最近見られなくなった“昭和の漢”「ハンサム」には似合う。

プロ入りから3年、期待されながら先発としては目が出ず、戸田のエースに留まっていた松岡。
しかし4年目リリーフに転向すると、セットアッパーとして定着。
2010年、“メークミルミル”と呼ばれた年には、自己最高の34ホールドを挙げている。
そして2011年、ドラゴンズとのデッドヒートの中、63試合に登板。
勝ちパターンの投手として君臨した。

ただ私が松岡を思う時、脳裏に浮かぶのはこの時期は当然だが、故障明けの2013年からの姿だ。
負けていようと、どんな展開であろうと松岡はマウンドに立った。
すると、たとえ大差の試合であろうと、松岡の姿がマウンドにあれば、場面は一気に緊張感を増していった。

端正なマスクが鬼の形相に変わる。
松岡の背中にあるスコアボードの点数など関係ない。
ただ打者を抑えるために、渾身のストレート、フォークを投げ続けた。
そして打たれても、抑えても興奮状態のまま、誰も近づけないほどの表情のままベンチへ下がっていった。
敗戦処理のような登坂でも、ベンチに座る松岡は、失点をしていれば悔しさをかみしめた表情をしていた。

しかし今日の引退試合、マウンドの松岡の顔は優しかった。
球のスピード、フォークのキレは変わっていないように見えたが、鬼気迫る表情は消えていた。
燃え尽きたのだろう。
引退を決め、3人の打者と対戦し、ベンチへ戻る松岡の顔には笑みがあった。
もうやりつくした…そんな表情に思えた。

プロである以上、投げる球の威力、キレは重要だ。
ただ松岡にとって、一番大事にしていたものは、心が燃えるような闘争心だったのだろう。
勝ちパターンの投手が敗戦処理で投げることへのプライド。
ファームで若手に混じり汗を流し調整することへの不満。
そんなものが松岡に合ったようには思えない。
打者と向き合い、勝負するための心の火が消えた。
それが松岡の引き金だったのだろう。

これは松岡自身にしかわからない。
悔いがないのとは違う。
力が衰えたてもまだカバーする技術はあっただろう。
しかし松岡にとって最も大事にしたのは、勝負師としての気持ちだった。
それがなくなった時、松岡にはユニフォームを着る理由がなくなった。

松岡は“漢”だった。
口下手で派手なパフォーマンスはしない。
ファンに送るメッセージは常に場面を忘れさせるほどのマウンドで見せる気迫だった。
燃え尽きて去る…”イケメン”ではない。
“漢”としては潔いものに思えた。

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