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111から11へ…123からもう一度

グラウンドで行われていることは、奇跡の連続だ。
150キロを超えるような球を投げる投手。
左右、低めに目の前で曲がる球も投げる。
その球を平然と受ける捕手。
打者は、丸い球をこれも丸いバットでとらえる。
100メートル先のフェンスを悠々超えていく打球。
ただそんな打球を打つ打者も現在のプロ野球のシーズン143試合で40本打てばタイトルに手が届く。

しかし球場で、テレビで、日本中から集められた超人たちがプレーするのを見ているうちに、目の前で行われているプレーが普通のことだと思うようになってしまう。
慣れは奇跡を普通のものにしてしまうのだ。
そんな試合の積み重ねの中でも、信じられないような飛距離、守り、投球に目を奪われる。
ただそれは試合全体を支配するものではない。
球場からの帰路、「あれはすごかった…」というぐらいで翌日試合が始まれば、それは過去となり、記憶の中に収められていく。
一年中語るプレーはごく少数、数年後まで記憶を言葉にすることは、より数が少ない。

そんなプロ野球だが、「復活」だけは別物だ。
故障から病から、グラウンドへ戻ってくる。
プレーではなく、生き様がその姿に張り付いているのだ。
「復活」は勝ち負けよりも、重い時がある。
ファンだけでなく、同僚であるチームメイト、相手チームまでが「復活」の空気に包まれ、球場は異様な雰囲気を見せる。

人は奇跡の瞬間を好む。
そのわかりやすい復活劇は、まさにシンプルな奇跡の瞬間なのだ。

アスリートが好き好んで故障などするわけがない。
病気は日頃体を鍛え、気遣っていても襲ってくるものだ。
現実にプレー出来ない体になった選手にとっては深刻なものだ。
そして復活を果たせなければ、過去の選手になってしまうことはわかり切っている。
贔屓にしているファンが、語り継ぐことはあっても、多くのファンは記憶の片隅にとどめているだけで、きっかけがなければ、その名前を口にすることはなくなる。
ただし「復活」を果たせば、その選手は伝説となる。

日本最速の球を投げる若い投手がいた。
特別大きな体ではないながらも、球場で響かせるミットの音は、他の投手とは明らかに違ったものだった。
見ているだけでわくわくするような投手だった。
しかしある日を境に、その投手の姿はマウンドから消えた。
ファームの施設でリハビリに汗を流す日々。
ただその報道もいつしか少なくなっていった。

二桁だった背番号は三桁になった。
戻ってきてほしい、その思いとともに、もうダメなのかということも伝わってきた。
そこから彼は戻ってきた。
二桁の背番号を取り戻し、本拠地のマウンドへ戻ってきた。
奇跡と言ってもいいだろう。
ただ本当の奇跡は、完全復活を果たしてこそだ。
そしてその完全復活は、同じユニフォームで果たされるものと信じていた。
しかしまたも彼はマウンドから消えてしまった。
ファームのマウンドにさえ戻ることはなく、チームは奇跡の復活の道をこれ以上伸ばすことは出来なくなった。

ただ彼はまだ諦めなかった。
手を差し伸べた故郷のチームの三桁のユニフォームに袖を通す。
一瞬の奇跡ではなく、伝説になる完全復活を目指し、ファームのグラウンドからはるか遠くに見える一軍のマウンドに戻るための道を選んだ。

神宮の奇跡の光は一瞬で消える流星のようなものだった。
ただそれを見せたのは事実だ。
故郷仙台で、ずっと光り続ける星のような奇跡を見たいと願う。
一度は手に入れかけた奇跡の向こう側にある希望を手に掴んで欲しい。
重々しく響くミットの音を聞きたい。
彼にしか出せない音をもう一度。

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